北海道沼田町

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「トーテムポール」とカルバン・ハント氏の紹介

トーテムポールの紹介

トーテムポール
エントラスホールにそびえ立つトーテム ポール。
製作者カルバン・ハント氏の名にちなみハント“Tlasutiwales”ホールと名付けられました。
“Tlasutiwales”とは酋長の名前で「常に見ている」という意味を持っており、トーテムポールが、ホール全体を見渡せる位置に建立されている。

トーテムポールは北米大陸先住民族の代表的な文化財でカナダ西部の至る所で目にすることができ、メープルリーフ同様カナダの象徴といえます。
沼田町が姉妹提携しているカナダ・ブリティッシュコロンビア州ポートハーディ地区はトーテムポール文化の中心地であり、同地区も積極的に先住民族の保護に努めその文化を尊重します。2001年春、ポートハーディへ訪問した町民有志らで結成された沼田ポートハーディ交流協会が交流親善の証としてトーテムポールの建立を計画。原木のレッドシダー(赤杉)はポートハーディ地区から寄与され、制作には同地区に住むクワグル(Kwag'l)族の部族長であり芸術家のカルバン・ハント氏が手がけました。
同年8月には同氏夫妻が沼田町を訪れ、10日間に及ぶ仕上げ加工を行い、同月11日、ついにゆめっくる内に建立されたのです。
今後このトーテムポールが両都市親善のシンボルとして、当センターへ訪れる人たちをあたたかく迎え、末永く町民に愛されながら後世に受け継がれていくことを願います。

設計デザイン(頭部)

トーテムポールのデザインは羽を広げた白頭鷲(Eagle)を主体としてあります。白頭鷲は偉大な狩猟者としてわれ敬われ好物の鮭を捕らえた姿はしばしば芸術作品のモデルとして用いられます。また白頭鷲の羽は病を癒す力があると信じられており大切なお客を迎い入れる際の儀式などに用いられてきました。白頭鷲はポートハーディ地区のクワキュウートル部族の紋でもあります。

設計デザイン(中間部)

中間部はシャチ(Killer whale)です。シャチも重要な紋であり、部族の間では神秘的な 存在として敬われ数多くの芸術作品に取り 上げられています。シャチはそのエネルギー、威厳、繁栄と長寿で知られています。また使者として信じられており、キンカム族(カルバン・ハント氏の妻の部族)には大洪水の際、シャチが河を上り洪水の訪れを予言したという伝説が残っています。この予言のおかげ人々は高い山に避難し難を逃れたそうです。

設計デザイン(基部)

線画:トーテムポール
基部には守護神として、熊(Bear)が彫られています。好物の鮭をくわえた姿は力強く安定感があります。色は黒を基調に赤、緑、黄、茶の5色で彩色されており、レッドシダー自体のナチュラルカラーも生かされたゴージャス色感に仕上がってます。

カルバン・ハント氏の紹介

Calvin Hunt(カルバン・ハント)

プロフィール
肖像写真
カルバン・ハント氏
1956年生まれ。カナダ・ブリティッシュコロンビア州フォートルバートのクワグル族酋長の息子として生まれる。

早くから芸術の才能がかいま見られ、12才の頃から木彫刻を始める。1972年、ビクトリア州にあるレイヴァンギャラリーの芸術家トニー・ハントに弟子入りし、1982年に故郷のフォートルバートに戻るまで彼の元で修行する。

1983年、自分の工房「コッパー・メーカー(The Copper Maker Gallery)」をフォートルバートで開く。トーテムポールを中心とした彼の作品は、カナダはもちろん世界各地の美術館や博物館に展示されている。

1988年、彼の兄弟や甥、姪と共に高さ15メートルの「ハントポール」を彫り、父母の家の前に建立。また彼は、フォートルバートの共同墓地に父の慰霊塔も彫った。

1995年、彼と彼の兄が主催するポトラッチ(大集会)において、彼の妻の部族の酋長の名前「Tlasutiwales」を襲名、また1998年には彼の祖父も属していた酋長達の集まりである「Mowachant」の第4代目の大酋長に就任した。

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