ようこそ町長室へ
「可能性ある大地」から「確かな大地」へ
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましては、ご家族ともども輝かしい希望に満ちた新年を健やかにお迎えになられたこととお慶び申し上げます。また、日頃から町行政に対して温かいご理解とご協力をいただいておりますことに、改めて厚くお礼を申し上げます。
昨年は、沼田町の開拓130年の節目の年であり、記念式典を始めとする様々な記念行事を実施させていただきました。これからも先人たちのたゆまぬ努力によって築き上げられたこの町を、私たちの手でより良い未来へと繋いでいく責務を改めて強く感じている次第でございます。
昨年、我が町に全国初となる公設民営型のクラフトビール醸造所の建設を進め、令和6年11月末に竣工し、令和7年4月からの稼働を目指しているところであります。
また、JR北広島駅の西口で建設が進む複合施設 「トナリエ北広島」にて、クラフトビールを始めとした沼田町の特産品を取り扱うブースの出展に向け準備を進めており、沼田町をより多くに方々に知ってもらい、更なる関係人口の創出・拡大に努めてまいります。
本町の基幹産業であります農業については、春は低温・日照不足により生育に遅れが生じましたが、それ以降は概ね高温・多照で経過し、水稲・畑作ともに収量及び品質は良好となっており、農業者並びに関係機関のご努力により豊穣の秋を迎えられた事に胸をなでおろしたところであります。
2023年産米の不足による「令和の米騒動」が起こり、米価が大幅に上昇するなど、今後の国の農業施策の予測が困難な状況でありますが、本町農業の持続的発展、新時代の沼田農業スタイルの確立に向け、農業者並びに関係機関・団体と連携し対応に努めてまいります。
本年におきましても、人口減少が及ぼす地域社会・地域経済の衰退が懸念される中で、豊富な地域資源を磨き上げ活かすのは「人財」であり、これまで培った「知識や経験」を「知恵」に変え、常に地域間の「競争」と「共創」を意識し、開拓130年を迎えた今「可能性ある大地」から「確かな大地」を目指してオールぬまたで「共創共働のまちづくり」に取り組んでまいりますので、町民皆さまの一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、本年が町民の皆さまにとって健康で、喜びと幸せに満ちた一年となりますことを心からご祈念申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。
令和7年1月1日
沼田町長 横 山 茂
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撮影場所:クラフトビール醸造所
横山町長プロフィール
- 生年月 昭和38年5月
- 出身地 沼田町
- 任期 令和5年5月1日から(2期目)
- 学歴 北海道沼田高等学校卒業
- 職歴
- 沼田町地域開発課長
- 沼田町政策推進室長
- 沼田町農業商工課長