北海道沼田町

まつりばやしと、ほたるの里


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有害鳥獣駆除

自分たちの農地は自分たちで守る!

エゾシカを中心とした有害鳥獣やアライグマ等の特定外来生物による農地への被害がここ数年で増加傾向にあります。町では「沼田町有害鳥獣対策委員会」を設立し、営農者を中心に罠による駆除を行っています。

対応策の検討

 対応策として猟友会による見回りや早急な連絡により駆除してきましたが、日の出から日没までの時間帯でしか銃が使用出来ないことや、一箇所に長い時間滞在しない鹿を毎回仕留めることは困難な状況であります。そこで平成19年度、関係機関・団体や農家の方々からなる「沼田町有害鳥獣対策委員会」を設置し、対応策に ついて協議を重ねました。

罠による鹿駆除

対策委員会では、駆除対策として、爆音機やフェンスの設置など様々な対応策を検討しましたが、個体数が増え続ける中で、農地から追い払うだけで根本的な対策にならないと考え、個体数を減らすことが可能な「くくりわな」「箱罠」捕獲による駆除を行っています。

「くくりわな」「箱罠」による捕獲にあたり、鳥獣対策優良活動表彰を授与された原田勝男氏のもと研修や現地の被害状況を確認し、技術的な指導を受けてい ます。

くくり罠、箱罠とは?

・くくりわなとは、ワイヤーで作ったワナを仕掛け、鹿が足を踏み込んだ時にバネが弾いてワイヤーが締まるというものです。
・箱罠とは、箱状の構造物に動物が入り込み底板を踏むと入口が閉まり、中に閉じ込める仕組みになっています。

狩猟免許の取得を!

沼田町でのわな猟免許取得者 31名 (令和6年3月末日現在)

・罠を使用して獣類を捕獲するには、「わな狩猟免許」の取得が必要となります。農家の方を中心とした被害に遭われている方、または興味がある方は是非免許を取得し、農作物の被害を抑え、そして町全体が有害鳥獣の被害に遭わないよう自分たちで沼田町の農地を守りましょう。
なお、「わな狩猟免許」取得・更新に係る費用の一部を助成しています。

銃使用免許の取得を!

第1種銃猟免許取得者 8名(令和6年3月末日現在)

銃による狩猟は、猟友会の皆さんが忙しい合間を縫って協力して下さっています。しかし、他の自治体も同様に会員の高齢化や新入会員の減少等により狩猟の 担い手不足が問題となっており、今後有害鳥獣駆除にも影響が出るのではないかと危惧されています。

町では駆除対策を円滑に進めるためにも町民に対し、銃器による狩猟免許の取得を呼びかけています。

町の補助

※沼田町民に限ります

くくり罠・箱罠の貸出

町では有害鳥獣を捕獲するために必要な「くくり罠」「箱罠」を無償で貸出しています。

駆除に係る捕獲助成金制度

罠猟による駆除を実施した場合、エゾシカ1頭駆除につき9,000円・アライグマ1頭につき2,000円。銃器による駆除を実施した場合、エゾシカ1頭駆除につき11,000円・ヒグマ1頭駆除につき50,000円の捕獲助成金を給付しています。

銃器所持に係る助成

猟友会会員の減少に伴い、銃器所持者も減少しています。このため銃器による有害鳥獣駆除及び止め矢の実施が困難となることが懸念されるため、下記の事項を条件に銃器所持に係る経費の1/2を助成します。

(1)銃器所持の当該年度に狩猟免許(第1種及びわな猟の両方)を取得すること
(2)猟友会に入会すること
(3)有害駆除や狩猟を年間30日以上実施すること
(4)委員会で実施する研修会に1回以上参加すること
(5)銃器所持から3年以上の有害駆除や狩猟に従事すること

今後の計画

鹿を中心とした有害鳥獣対策は本町にとって深刻な問題となっており、今後は更に有効な方策と共にそのための財源確保についても併せて検討を重ねていく必要があると考えています。

そのためには有害鳥獣対策委員会他関係機関、団体等に加えて、被害にさらされる地域の皆さんの一体となったご協力が不可欠でありますので、今後とも趣旨 を理解の上絶大なるご協力をお願いします。