2016年 第18回 入賞作品
入賞作品一覧
最優秀賞
・激闘(加藤 明彦 様/初山別)
優秀賞
・ぶつけあい(小山 憲紀 様/苫小牧市)
・高鳴る鼓動(佐藤 圭 様/留萌市)
入選
・夕照に舞う(佐藤 圭 様/留萌市)
・妖艶(竹田 司 様/帯広市)
・炎上・夜高あんどん(沼田 信廣 様/美唄市)
・満点の星の丘(平野 眞佐男 様/札幌市)
・暮れ夜の小駅(吉田 翔 様/札幌市)
奨励賞
・電車まだ来ない(木村 克巳 様/岩見沢市)
・ホロピリ湖のあじさい(古平 文男 様/三笠市)
・水田輝く時(佐藤 圭 様/留萌市)
・親指の記憶(高山 亮太 様/羽幌町)
・轟け夜高の力(竹田 司 様/帯広市)
・川辺を彩る(野 佳昭 様/沼田町)
・実りの秋(平野 眞佐男 様/札幌市)
・点検中(深江 博紀 様/旭川市)
・夜高あんどん2重連(沼田 信廣 様/美唄市)
入賞作品ギャラリー
講評
はじめに
第18回「明日萌の里フォトコンテスト」に多数のご応募をいただき、ありがとうございました。
去る10月27日、観光情報プラザ2階において厳正な審査が行われ、応募総数177点の中から最優秀賞1点、優秀賞2点、入選5点、奨励賞10点、計18点が選出されました。
審査は、金平嘉則氏(沼田町長)、吉住淳男氏(沼田町観光協会会長)、若林祐治氏(沼田写真クラブ代表)、菊地晴夫(自然写真家)の4名が担当しましたが、以下を審査員講評といたします
講評
今回第18回目となる、明日萌の里フォトコンテストに入賞された皆様、大変おめでとうございます。
今年は応募数でやや昨年を下回りましたが、応募人数はほぼ変わらなかったので、おそらく応募時にかなり吟味してのエントリーになったと推測されました。
ざっと拝見させて頂いた感想としましては、かなりレベルアップしており粒ぞろいだという印象を強く持ちました。
作品の内容としましては、昨年より増えたのはほたるの作品を始め、星空を捉えた作品など自然風景写真です。
風景写真専門の私としては大いに期待でき、また嬉しく思いました。
それにプリントの旨さが特筆できました。コンテストの審査は他の自治体などからも依頼がありますが、往々にして不揃いが多いです。
そんな中、明日萌の里フォトコンテストに応募された方々のプリントの美しさには目を見張るものがありました。
これは応募者全体のレベルの高さ、ともいえる素晴らしいものだと思っています。
最優秀、そして優秀に入賞した三作品は最後まで悩みに悩みましたが、最終的には加藤明彦さんの激闘を選ばせて頂きました。
しかし、他の作品も甲乙付けがたい内容になっていたと思います。
コンテストの審査方法は、沢山のエントリー作品の中から最初は荒選びを行うことになります。
各審査員がテーブルの上に並んだ作品に、付箋などを貼っていく方法です。
この段階で審査員の目に止まらなければ、少し酷な話ですが入賞はしません。では、どのような作品が目に止まるかといいますと、決して派手な作品などではありません。
心にふれるような作品とでもいいますか、写真の中に撮影者の気持ちが投影されている作品が目に止まります。
審査員はテーブルに置かれた作品を何度も周りながら、繰り返し見落としした作品がないかじっくり拝見します。
こうして二次審査などの次の段階に進むわけです。
写真は自己表現。
今はシャッターを押しさえすれば綺麗な写真が撮れる時代です。
いかに自分らしい作品づくりを心がけるかで、仕上がりががらっと変わると思います。
シャッターを押す前に、自分は何を撮ろうとしているのか、ちょっと考えながらシャッターを切ってみてはいかがでしょうか。
自分らしい写真が撮れること間違い無しです。
次回も皆様の力作をお待ちしております。終わりに
最後になりますが、18回と長年開催を重ねられている主催者と関係者の皆様のご努力に敬意を表しますと共に、改めまして受賞者の皆様に心よりお祝い申し上げます。
2016年11月3日
「明日萌の里フォトコンテスト」審査員代表