2010年 第12回 入賞作品
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入賞作品一覧
- 最優秀賞
- 水辺に誘う妖精(野 佳昭 様/沼田町)
- 優秀賞
- 春を待つホロピリ湖(中西 利一 様/札幌市)
- 優秀賞
- 冬のほろぴり(越智 保 様/沼田町)
- 入選
- 月夜の下で(野村 正一 様/札幌市)
- フィナーレ(祭りの華)(平野 眞佐男 様/札幌市)
- 水田に飛来した白鳥(尾形 康子 様/美瑛町)
- 静寂の谷(桑原 芳枝 様/札幌市)
- 踊り子(立木 満 様/旭川市)
- 奨励賞
- じゅんび(薦田 康行 様/新十津川町)
- 匠の絵師(沼田 信廣 様/美唄市)
- 決闘前の静けさ(山守 陽一 様/旭川市)
- 朝焼けのロマン(中村 スイ子 様/深川市)
- ボクも熱演(佐藤 聰 様/深川市)
- あんどんガールズ(若林 祐治 様/沼田町)
- 燃える夏・熱い魂(若林 祐治 様/沼田町)
- 鈍色の田園(桑原 吉行 様/札幌市)
- 萌えの駅(千葉 馨 様/赤平市)
- ルピナスの丘(斉藤 盛幸 様/深川市)
入賞作品ギャラリー
講評
はじめに
第12回「明日萌の里フォトコンテスト」に多数のご応募をいただき有り難うございます。
去る10月13日、沼田町役場3階会議室において厳正な審査が行われ、応募総数202点の中から最優秀賞1点、優秀賞2点、入選5点、奨励賞10点、計18点が選出されました。
審査は、沼田町長の西田篤正氏、沼田町観光協会会長の吉住淳男氏、沼田写真クラブ会長の石崎豪章氏、自然写真家の岡本洋典により、行われました。
去る10月13日、沼田町役場3階会議室において厳正な審査が行われ、応募総数202点の中から最優秀賞1点、優秀賞2点、入選5点、奨励賞10点、計18点が選出されました。
審査は、沼田町長の西田篤正氏、沼田町観光協会会長の吉住淳男氏、沼田写真クラブ会長の石崎豪章氏、自然写真家の岡本洋典により、行われました。
講評
12回目の開催となった「明日萌の里フォトコンテスト」ですが、昨年は応募数が300点を超える大幅増となりましたので、今年は少しトーンダウンして3割程減少という結果となりました。
応募作品全体では、例年同様夜高あんどん祭りの作品が多数ですが、ホロピリ湖など町内の景勝地の作品も多数見られました。特にほたるはレベルアップした作品が多く見られ、農業を表現した作品が多数見られたのも印象的です。
最優秀賞に選ばれた野佳昭氏の作品「水辺に誘う妖精」は、水辺で光るほたるを神秘的且つ幻想的に表現しています。これほど多くのほたるが輝き飛び交う絶好の日を選び、蒼い川の流れを前後に縦断させ、まさに絵に描いたような水辺のほたるを表現しました。今夏の猛暑もほたる撮影には幸いしましたが、それ以上に日々の蓄積が作品に活かされています。一昨年に続く2度目の最優秀賞です。
優秀賞の2作品はいずれもホロピリ湖を撮影した作品です。越智保氏の作品「冬のほろぴり」は、薄氷に雪を載せた初冬のホロビリ湖をモノトーンで表現しています。奥行のある縦構図に墨絵のような微妙な濃淡が、初冬の季節感を見事に表現しています。中西利一氏の「春を待つホロピリ湖」は、雪解けの頃の特徴的な湖面の模様を広角レンズで大胆に切り取りました。厚い氷がモザイク状に崩壊して行く、春の勢いを感じさせる作品です。
入選5作品、奨励賞10作品も力作ばかりです。
野村正一氏の入選作品「月夜の下で」は、月とあんどんをバランス良くフレーミングしています。同じく尾形康子氏の作品「水田に飛来した白鳥」は、落ち穂を拾う白鳥を春の田園景観とともに表現しました。若林祐治氏の奨励賞作品「燃える夏・熱い魂」は、祭りを楽しむ男性の表情から、祭りの熱気と臨場感が伝わります。
応募作品全体では、例年同様夜高あんどん祭りの作品が多数ですが、ホロピリ湖など町内の景勝地の作品も多数見られました。特にほたるはレベルアップした作品が多く見られ、農業を表現した作品が多数見られたのも印象的です。
最優秀賞に選ばれた野佳昭氏の作品「水辺に誘う妖精」は、水辺で光るほたるを神秘的且つ幻想的に表現しています。これほど多くのほたるが輝き飛び交う絶好の日を選び、蒼い川の流れを前後に縦断させ、まさに絵に描いたような水辺のほたるを表現しました。今夏の猛暑もほたる撮影には幸いしましたが、それ以上に日々の蓄積が作品に活かされています。一昨年に続く2度目の最優秀賞です。
優秀賞の2作品はいずれもホロピリ湖を撮影した作品です。越智保氏の作品「冬のほろぴり」は、薄氷に雪を載せた初冬のホロビリ湖をモノトーンで表現しています。奥行のある縦構図に墨絵のような微妙な濃淡が、初冬の季節感を見事に表現しています。中西利一氏の「春を待つホロピリ湖」は、雪解けの頃の特徴的な湖面の模様を広角レンズで大胆に切り取りました。厚い氷がモザイク状に崩壊して行く、春の勢いを感じさせる作品です。
入選5作品、奨励賞10作品も力作ばかりです。
野村正一氏の入選作品「月夜の下で」は、月とあんどんをバランス良くフレーミングしています。同じく尾形康子氏の作品「水田に飛来した白鳥」は、落ち穂を拾う白鳥を春の田園景観とともに表現しました。若林祐治氏の奨励賞作品「燃える夏・熱い魂」は、祭りを楽しむ男性の表情から、祭りの熱気と臨場感が伝わります。
終わりに
12回目となった「明日萌の里フォトコンテスト」ですが、応募数では昨年より減少しましたが、内容的には大変充実した作品が多数見られました。特に、あんどん祭り以外の作品が多く集まり、沼田の魅力を様々な視点から表現しようとする撮影者の努力が作品に表れています。
ただ残念なのは、冬の作品が非常に少ないことです。是非、冬の沼田の魅力を探していただきたいと希望します。
あんどん祭りも激しさ・雄々しさといった男性的な表現に拘らず、あんどんそのものの鮮やかな色彩や祭りを支える裏方を表現したりなど、より広く深く表現してみることをお勧めします。
今後も、この「明日萌の里フォトコンテスト」が町の観光振興に繋がる取組みとして発展することを期待します。
最後になりますが、受賞者の方々に心よりお祝い申し上げます。
「明日萌の里フォトコンテスト」審査員代表
(社) 日本写真家協会会員 岡本 洋典
ただ残念なのは、冬の作品が非常に少ないことです。是非、冬の沼田の魅力を探していただきたいと希望します。
あんどん祭りも激しさ・雄々しさといった男性的な表現に拘らず、あんどんそのものの鮮やかな色彩や祭りを支える裏方を表現したりなど、より広く深く表現してみることをお勧めします。
今後も、この「明日萌の里フォトコンテスト」が町の観光振興に繋がる取組みとして発展することを期待します。
最後になりますが、受賞者の方々に心よりお祝い申し上げます。
「明日萌の里フォトコンテスト」審査員代表
(社) 日本写真家協会会員 岡本 洋典
主催、協賛、後援
- 主催
- 沼田町、沼田町観光協会
- 協賛
- 沼田町写真クラブ、富士 フイルム(株)
- 後援
- 北海道新聞社、北空知新聞社、JR北海道、小平・幌加内・沼田3町広域振興協議会