2017年 第19回 入賞作品
入賞作品一覧
最優秀賞
・燃ゆる夜高(沼田 信廣 様/美唄市)
優秀賞
・大雪山を仰ぐ(梅澤 勇二 様/札幌市)
・出陣の刻(佐藤 圭 様/留萌市)
入選
・夢の跡(石丸 雄理 様/札幌市)
・戦い2(今井 昌 様/札幌市)
・旭陽(佐々木 正明 様/北広島市)
・高まる鼓動(沼田 信廣 様/美唄市)
・雨中合戦(野 佳昭 様/沼田町)
奨励賞
・動いてる?(縣 博基 様/深川市)
・稲穂と紺碧の空(梅澤 勇二 様/札幌市)
・真布駅の終電(押部 直樹 様/苫小牧市)
・熱気、最高潮!!(佐々木 郁太郎 様/札幌町)
・星降る沼田キャンプ場(佐藤 圭 様/留萌市)
・芽吹きの季(得能 邦子 様/深川市)
・カブトムシの夏休み(中尾 香織 様/留萌市)
・明日につづく(西村 公孝 様/苫小牧市)
・ホタルの流れ星(延原 秀幸 様/北見市)
・孤高の花(山岸 真理 様/名寄市)
入賞作品ギャラリー
講評
はじめに
第19回「明日萌の里フォトコンテスト」に多数のご応募をいただき、ありがとうございました。
厳正な審査が行われ、応募総数197点の中から最優秀賞1点、優秀賞2点、入選5点、奨励賞10点、計18点が選出されました。
審査は、金平嘉則氏(沼田町長)、吉住淳男氏(沼田町観光協会会長)、若林祐治氏(沼田写真クラブ代表)、菊地晴夫(自然写真家)の4名が担当しましたが、以下を審査員講評といたします
講評
「明日萌の里フォトコンテスト」受賞者の皆様、大変おめでとうございます。
今回で19回目の開催となった当フォトコンテストですが、今年も応募数で昨年を上回り、写真に対する関心の高さや本コンテストの認知度の高さを示す結果となったことは大変喜ばしいことと思います。
「明日萌の里フォトコンテスト」の審査は私は今回で3回目となりますが、やはり夜高あんどんの作品が多くエントリーされておりました。
これは大変喜ばしいことなのですが、全体的に今回はおとなしい印象を受けました。
皆さんそれぞれに良いシャッターチャンスで捉えていて、色調もかなり綺麗に仕上げているのですが、以前入賞した作品に似たような仕上がりになっていたのが気になりました。鑑賞するにはそれで良いのですが、コンテストとなるとなかなか上位には入りません。
多くの作品の中からですと、かなり個性がないと目に止まりにくいからです。派手な作品をという意味ではありません。心で感じとったものを映像化するということです。心で感じとった写真は必ず審査員の心をつかむと思っています。
最優秀賞に選ばれた沼田信廣さんの作品「燃ゆる夜高」は、今までにない表現をしていて目に止まりました。ほのぼのとした内容ですが、お祭りというテーマをしっかりと画面の中に昇華させていると思いました。
優秀賞の2作品も甲乙付けがたい、完成度の高い作品です。
梅澤勇二さんの「大雪山を仰ぐ」は、沼田町全体を風景写真としてしっかり表現されていましたし、同じく優秀賞のベテランである佐藤 圭さんの作品「出陣の刻」はレンズの特性を最大限に引き出し、手慣れた撮り方をしていると思いました。
入選5作品、奨励賞10作品も秀作揃いでした。
前回も書きましたがコンテストは入賞点数に限りがあり、最終的に何名かに限定しなければならないのが非常に心苦しく思っていますが致し方ありません。
来年の夜高あんどんは42回目を迎えます。来年もまた沢山のあんどん祭りの作品が出品されると思いますが、もう少し冒険をしてみるということがあっても良いのではないでしょうか。自分の目と心で写し撮って下さい。
次回も皆様からの力作を期待しております。
終わりに
最後になりますが、19回と長年開催を重ねられている主催者と関係者の皆様のご努力に敬意を表しますと共に、改めまして受賞者の皆様に心よりお祝い申し上げます。
2017年11月3日
「明日萌の里フォトコンテスト」審査員代表