2024年 第26回 入賞作品
2024年 第26回明日萌の里フォトコンテスト入賞作品
入賞作品ギャラリー
最優秀賞
- 夕陽をついばみ北帰行(木村 美紀枝 様/深川市)
優秀賞
- よいやっさー(神保 吉数 様/石狩市)
- 沼田へようこそ(増井 道英 様/苫小牧市)
優秀賞(ありがとう留萌本線部門)
- 豪雪(宮田 朝暉 様/兵庫県神戸市)
入選
- 歓天喜地!(眞鍋 真弓 様/深川市)
- 朝靄明けて草萌ゆる(眞鍋 真弓 様/深川市)
- 田んぼに夕映え(得能 邦子 様/深川市)
- えんやさ~(池端 清美 様/岩見沢市)
- 倫木(宮崎 章子 様/旭川市)
入選(ありがとう留萌本線部門)
- 沼田駅、初夏の記憶(龍川 悠平 様/留萌市)
- 秋の停車場(能登 喬也 様/札幌市)
奨励賞
- 残照(海野 孝 様/滝川市)
- 丘の水溜まり(鈴木 徹 様/湧別町)
- 夢幻(加藤 明彦 様/初山別村)
- オープニング(花岡 勝美 様/江別市)
- Fireflies(ジュディ・フォング 様/上富良野町)
- 明日萌駅の静かな夜(神保 吉数 様/石狩市)
- 出陣(神保 吉数 様/石狩市)
- 敢闘(宮田 朝暉 様/兵庫県神戸市)
- 葉上の灯(龍川 悠平 様/留萌市)
- 祭りを楽しむ子達(増井 道英 様/苫小牧市)
講評
はじめに
第26回「明日萌の里フォトコンテスト」に多数のご応募をいただき、ありがとうございました。
厳正な審査を行い、応募総数246点の中から最優秀賞1点、優秀賞2点、ありがとう留萌本線部門優秀賞1点、入選5点、ありがとう留萌本線部門入選2点、奨励賞10点、計21点が選出されました。
審査は、横山 茂氏(沼田町長)、吉住淳男氏(沼田町観光協会会長)、若林祐治氏(沼田写真クラブ代表)、菊地晴夫(自然写真家)の4名が担当しましたが、以下を審査員講評といたします
厳正な審査を行い、応募総数246点の中から最優秀賞1点、優秀賞2点、ありがとう留萌本線部門優秀賞1点、入選5点、ありがとう留萌本線部門入選2点、奨励賞10点、計21点が選出されました。
審査は、横山 茂氏(沼田町長)、吉住淳男氏(沼田町観光協会会長)、若林祐治氏(沼田写真クラブ代表)、菊地晴夫(自然写真家)の4名が担当しましたが、以下を審査員講評といたします
講評
第26回目を迎えた今回のフォトコンテストでは、地域の文化、自然、そして人々の営みが多彩な視点で描かれており、どの作品からも感銘を得ることができました。
祭りの作品では、「夜高あんどん祭り」の山車の激突や、参加者たちの笑顔が生き生きと映し出され、地域の活力と伝統が引き継がれていることを強く印象づけました。写真の中で捉えられた熱気と一体感は、祭りが単なるイベントではなく、人々を結びつける心の拠り所であることを物語っています。
また、今回は風景写真も多くエントリーされており、自然の美しさと季節の移ろいも、見事に表現されていました。
ホタルの光の軌跡や明日萌駅の夜空、雪に包まれた列車といった作品は、地域の自然が生み出す一瞬の美を写真に写し止めたようで、自然の厳しさや豊かさを再認識させてくれました。
さらに、廃墟の風景や古い駅舎を題材にした作品からは、時間がもたらす変化と、そこに宿る記憶が丁寧に描かれていました。
朽ちた建物や使われなくなった施設にも、確かに息づいていた過去の営みがあり、その存在を静かに見つめるカメラの眼差しが心に響きます。
こうした作品は、地域の歴史を見直すとともに、変化する風景の美しさを再発見する貴重なきっかけを提供していると思います。
このように、作品を通じて地域の魅力を再発見し、日常の中に潜む美しさを引き出すフォトコンテストは、単なる写真の発表の場を超えた重要な役割を担っています。
多くの方がカメラを通して地域を見つめ直し、そこから新たな感動や発見を得ていることが、今回のコンテストからも明らかであると感じました。
終わりに
最後になりますが、26回という長きに渡って開催を重ねられている主催者と関係者の皆様のご努力に敬意を表しますと共に、改めまして受賞者の皆様に心よりお祝い申し上げます。
2024年10月26日
「明日萌の里フォトコンテスト」審査員代表
写真家 菊地 晴夫