北海道沼田町

まつりばやしと、ほたるの里


2022年 第24回 入賞作品

2022年 第24回明日萌の里フォトコンテスト入賞作品

入賞作品ギャラリー

  • 勝利の叫び
    【最優秀賞】勝利の叫び

    花岡 勝美 様/江別市

  • みんなが主役
    【優秀賞】みんなが主役

    山守 陽一 様/旭川市

  • 萌の丘の春
    【優秀賞】萌の丘の春

    増井 道英 様/苫小牧市

  • 星たちが見守る真布駅 最終便
    【優秀賞】(JR部門賞)星たちが見守る真布駅 最終便

    敦賀 善敬 様/留萌市

  • 秋は大忙し
    【入選】秋は大忙し

    畑部 琴美 様/岐阜県安八町

  • 宵蛍
    【入選】宵蛍

    龍川 悠平 様/留萌市

  • 祭りの担い手
    【入選】祭りの担い手

    小田嶋 清幸 様/苫小牧市

  • 日の出とホロピリ湖
    【入選】日の出とホロピリ湖

    山田 勝稔 様/砂川市

  • 夜高太鼓
    【入選】夜高太鼓

    花岡 勝美 様/江別市

  • 彩りの秋
    【入選】(JR部門賞)彩りの秋

    池端 清美 様/留萌市

  • 明日萌に雪深々と
    【入選】(JR部門賞)明日萌に雪深々と

    木村 美紀枝 様/深川市

  • 春待つ沼田の地
    【奨励賞】春待つ沼田の地

    龍川 悠平 様/留萌町

  • いざ、出陣!
    【奨励賞】いざ、出陣!

    小田嶋 清幸 様/苫小牧市

  • 秋彩の萌の丘
    【奨励賞】秋彩の萌の丘

    得能 邦子 様/深川市

  • 萌の丘の静かな夜
    【奨励賞】萌の丘の静かな夜

    神保 吉数 様/新ひだか町

  • 星空への訪問者
    【奨励賞】星空への訪問者

    田澤 康史 様/奈井江町

  • 米どころを走る
    【奨励賞】米どころを走る

    能登 喬也 様/札幌市

  • 渡り鳥北へ
    【奨励賞】渡り鳥北へ

    木村 美紀枝 様/深川市

  • 花に囲まれて
    【奨励賞】花に囲まれて

    鈴木 徹 様/湧別町

  • 光、あふれる
    【奨励賞】光、あふれる

    平澤 勇斗 様/美瑛町

  • 照らす朝陽に春の気配
    【奨励賞】照らす朝陽に春の気配

    原 聡彦 様/札幌市

最優秀賞

  • 勝利の叫び(花岡  勝美 様/江別市)

優秀賞

  • みんなが主役(山守  陽一 様/旭川市)
  • 萌の丘の春(増井  道英 様/苫小牧市)

優秀賞(JR部門)

  • 星たちが見守る真布駅 最終便(敦賀  善敬 様/留萌市)

入選

  • 秋は大忙し(畑部  琴美 様/岐阜県安八町)
  • 宵蛍(龍川  悠平 様/留萌市)
  • 祭りの担い手(小田嶋  清幸 様/苫小牧市)
  • 日の出とホロピリ湖(山田  勝稔 様/砂川市)
  • 夜高太鼓(花岡  勝美 様/江別市)

入選(JR部門)

  • 彩りの秋(池端  清美 様/留萌市)
  • 明日萌に雪深々と(木村  美紀枝 様/深川市)

奨励賞

  • 春待つ沼田の地(龍川  悠平 様/留萌町)
  • いざ、出陣!(小田嶋  清幸 様/苫小牧市)
  • 秋彩の萌の丘(得能  邦子 様/深川市)
  • 萌の丘の静かな夜(神保  吉数 様/新ひだか町)
  • 星空への訪問者(田澤  康史 様/奈井江町)
  • 米どころを走る(能登  喬也 様/札幌市)
  • 渡り鳥北へ(木村  美紀枝 様/深川市)
  • 花に囲まれて(鈴木    徹 様/湧別町)
  • 光、あふれる(平澤  勇斗 様/美瑛町)
  • 照らす朝陽に春の気配(原    聡彦 様/札幌市)

講評

はじめに

第24回「明日萌の里フォトコンテスト」に多数のご応募をいただき、ありがとうございました。

厳正な審査を行い、応募総数266点の中から最優秀賞1点、優秀賞2点、JR部門優秀賞1点、入選5点、JR部門入選2点、奨励賞10点、計21点が選出されました。

審査は、横山 茂氏(沼田町長)、吉住淳男氏(沼田町観光協会会長)、若林祐治氏(沼田写真クラブ代表)、菊地晴夫(自然写真家)の4名が担当しましたが、以下を審査員講評といたします

講評

「明日萌の里フォトコンテスト」受賞者の皆様、大変おめでとうございます。
今回で24回目の開催となった当フォトコンテストですが、昨年、一昨年と新型コロナ感染拡大のため夜高あんどん祭りが中止となり、沼田町のフォトコンテストらしいエントリーがなかったように思えました。
しかし、今年は3年ぶりに夜高あんどん祭りが開催され活況を呈しました。予想通り、審査用テーブルの色は赤く染まり、文字通り沼田町らしい審査会場となりとても嬉しく思いました。
応募点数も昨年を上回り、祭りの写真を中心に、風景写真、星景写真、蛍や野鳥などの生き物など、多様な作品のエントリーがありました。
審査時に少し気になったことは、近年のデジタルカメラを使用すると、以前フイルムカメラで撮影するのは至難の業だった被写体も容易に撮影できるようになりました。特に星の撮影などは顕著です。最近のコンテストでは必ずといって良いほど、天の川や比較明合成を利用した、いわゆるぐるぐると呼ばれる星景の作品を多く見かけます。審査員側からすると、かなり見慣れてしまった感が否めません。同じ星景でも視点を変えた独自的な発想が必要な時期のような気がしました。
今回、最優秀賞に選ばれた花岡勝美さんの作品「勝利の叫び」は、荒選びの時から目に止まりました。山車を担ぐ大勢の人々やそれに登っている人など、スケール感が伝わってきますし、相手の山車に乗り上がっている様子がとても動きがあって迫力が出ています。写真は一瞬を捉えるものなので、祭りの動きや迫力を伝えるのはなかなか難しいものですが、良く表現されていると思いました。
優秀賞の山守陽一さんの作品「みんなが主役」は、山車をモティーフにした作品ではなく、太鼓を叩く子供達を主題にしています。バチを持って大きく手を上げている様子を、実に可愛らしく表現しています。背景に山車をぼかして入れているところや、ぬまたと書いたはっぴも良いですね。祭りの子の写真は他にも多くありましたが、群を抜いていると思います。
同じく優秀賞の増井道英さんの作品「萌の丘の春」は、春をテーマにした風景写真です。咲き始めたエゾヤマザクラと沼田町らしい田畑が広がり、背景には残雪の山々を配しています。長かった冬からの開放感が伝わってきて、春の喜びを謳歌しているような、爽やかな作品に仕上がっていると思います。
他に入選された5作品、また奨励賞10作品、あるいは鉄道部門も秀作揃いでした。次回はいよいよ25回目のフォトコンテストとなります。更に素晴らしい力作をご期待申し上げます。

終わりに

最後になりますが、24回という長きに渡って開催を重ねられている主催者と関係者の皆様のご努力に敬意を表しますと共に、改めまして受賞者の皆様に心よりお祝い申し上げます。
 
2022年10月27日
「明日萌の里フォトコンテスト」審査員代表
写真家 菊地 晴夫